問題はこれからです(続・住民が選択した町の福祉)

1999年/125分/16mm/自由工房作品 ☆上映会貸出 ☆DVD販売 製作 工藤充/演出 羽田澄子/撮影 西尾清/録音 瀧澤修/ピアノ 高橋アキ/ナレーション 喜多道枝

ハイレベルの福祉サービスを実現する鷹巣町の記録!

前作では、鷹巣町の「ケアタウン構想」が、1票の差でようやく議会を通過するところまで追った。「その後鷹巣はどうなったのか」という映画を見た人々からの質問を受け、また羽田監督自身の「その後」への関心から、1998年春から再び鷹巣の撮影をはじめることに。本作では、「住民参加」による福祉のまちづくりが、町長の考えや、町議会や議員の対応、住民の活動を通じて、実際に「ケアタウンたかのす」となって機能するまでを追う。その間に、2000年からスタートする介護保険に対する町の対応も捉えた。

鷹巣町は首長の強い意志と「住民参加」によってハイレベルな高齢者福祉を築いたが、日本の国情の中で、この福祉サービスを維持・発展させることができるだろうか。北欧の取材で「民主主義を土台にしなければ、本当の福祉は築けない」ことを痛感した羽田監督は、前作「住民が選択した町の福祉」のラストでワーキンググループのメンバーの1人が述べた「問題はこれからです」という言葉に思いを重ね、本作のタイトルとした。