女性よ!すべての女性よ!いざ、らいてうとともに!
日本の女性運動の先駆けとなった平塚らいてう。1911年に発刊された女性だけの手による文芸誌「青鞜」のなかで宣言された「元始、女性は太陽であった」という言葉は有名だ。「誰でも知っているようで、詳しくは知られていないらいてう。しかしその名を聞くとすべての女性の心に灯りがともる」と羽田監督は言う。生前の動くらいてうの映像が14秒しかない中、らいてうの自伝をもとに、子供時代から青鞜時代、そして注目を集めることの少ない「青鞜」以後の平和運動まで、その生涯に迫った作品である。