彼方舎製作「低所得・低資産高齢者の住まいと生活支援の効果的な対応方策に関する調査研究事業』善隣ビデオのご紹介

[地域善隣事業ー彼方舎・佐藤斗久枝監督によるビデオ作品のご紹介]

昨年度、高齢者住宅財団の研究事業の一環として制作を請け負ったビデオ作品が、財団のホームページで公開されています。

下記のURLでご覧になれます。
平成28年度老人保健健康増進等事業『低所得・低資産高齢者の住まいと生活支援の効果的な対応方策に関する調査研究事業』善隣ビデオ

地域善隣事業とは、H26年からの厚労省のモデル事業「低所得高齢者等住まい・生活支援モデル事業」の通称です。この事業は、「地域の相互扶助の再構築」という思想をベースに、ハードとしての「住まいの確保」と、ソフトと しての「住まい方」の支援をを行うことで、低所得高齢者等の地域居住をサポートしていくものです。

言葉だけ聞くと???となるかもしれませんが、実際の取り組み例を映像で紹介するのが、このビデオ作品です。
紹介するのは5つの地域の取り組み。取材をしてわくわくしたのは、取り組みのスタイルが実に多様であること。地域の資源を活かしてその地域らしく、というのがポイントで、「住まいの確保」×「住まい方の支援」を、それぞれの地域課題に対応しつつ、様々な事業の担い手が知恵を絞って行っています。

事業に関わるのは、福祉事業者、不動産屋さん、自治体、NPOや地域のひとたちなど様々。
住まいのかたちも、いわゆる賃貸住宅1人暮らしから空き家の活用、シェアハウスでの仲間暮らしや地域サロンとのドッキングなど様々です。
制度のちょっと先にトライするモデル事業。いろんな課題に直面しつつも、「なんとかしたい」「なんとかできないか」という思いをもって取り組む現場の方々の姿は、いろんな可能性を見せてくれます。

高齢になったとき、どんな暮らしの可能性があるのか、つくれるのか。制度のことは詳しくない方でも身近な問題として興味深くみられるのではないかと思います。

映像は全部で1時間ほどありますが、各地域ごとに12、3分です。

冒頭〜 イントロダクション

01:00付近〜 京都市

13:30付近〜 福岡市

25:00付近〜 北海道本別町

37:10付近〜 大分県豊後大野市

49:40付近〜 大牟田市

興味のあるところから是非観てみてください!

「地域善隣事業」に関して、詳しくお知りになりたい方は、高齢者住宅財団にお問い合わせください。